「朧の森に棲む鬼」が博多座で上演決定！松本幸四郎・尾上松也さんが登壇された取材会の様子をレポート

2007年に市川染五郎（現：松本幸四郎）主演で初演され大きな話題となった『朧の森に棲む鬼』が、17年の時を経て「歌舞伎NEXT」として復活します。今回は松本幸四郎さんと尾上松也さんがダブルキャストでライ／サダミツ役を務め、博多座での上演が決定しました。

ダイナミックないのうえひでのり演出に歌舞伎の技法が加わることで、従来の歌舞伎とは一線を画す新たな舞台が期待されます。

合同取材会で語られた思い

画像：博多あや.

2024年11月中旬、福岡市内で行われた合同取材会には主演を務める松本幸四郎さんと尾上松也さんが登壇。

画像：博多あや.

幸四郎さんは「17年前と比べるのではなく、新しい舞台を作っているという感覚。前回より面白いものを目指している」と意気込みを語りました。一方、初めてこの舞台に挑む松也さんは「17年前から変わっていないセリフもあり、その瞬間に“朧の森に棲む鬼”をやっていると実感します」とコメント。

注目のダブルキャスト

画像：博多あや.

ライとサダミツをダブルキャストで演じることについて、幸四郎さんは「同世代でのダブルキャストは初めてなので不思議な感覚。全公演に二人が出演するのはすごいこと」と語ります。松也さんも「幸四郎さんがやりたくてウズウズしている姿を見るのが楽しい」と話し、和やかな雰囲気に包まれた取材会となりました。

幸四郎さんの赤髪の理由と衣装の秘密

画像：博多あや.

幸四郎さんの真っ赤な髪について問われると「特に意味はなく、思春期だから（笑）」とユーモアたっぷりに回答。また、二人の衣装が赤と黒で揃っていたことについて、松也さんは「幸四郎さんの服装に合わせようと思ったけど、いつも想像を超えてくる」と笑いを誘いました。

『朧の森に棲む鬼』は2025年2月4日から25日まで博多座で上演されます。圧巻の舞台をぜひ劇場で体感してください。