人気ゲームを原案にした歌舞伎『刀剣乱舞』の第二弾が、2025年8月に博多座へ登場します!物語の舞台は雪の鎌倉・鶴岡八幡宮。
刀剣男士たちが歴史の陰謀に挑む緊迫のストーリーと、華やかな舞踊が融合した舞台は必見です。主演の尾上松也さんが福岡市内で行った合同取材会で語った見どころや意気込みとあわせて、公演の魅力をご紹介します!
『刀剣乱舞』が歌舞伎の舞台に!2025年夏、博多座へ出陣

(C)NITRO PLUS・EXNOA LLC/歌舞伎『刀剣乱舞』製作委員会
原案は累計ユーザー数900万人超とも言われる人気オンラインゲーム『刀剣乱舞ONLINE』。その世界観を忠実に再現しながら、歌舞伎ならではの美しさや迫力を加えて舞台化したのが、2023年に話題をさらった第一弾です。そして今回は、ファン待望の第二弾となる『東鑑雪魔縁(あずまかがみゆきのみだれ)』が上演されるとのこともあって話題となっています。
物語の舞台は雪降りしきる鎌倉・鶴岡八幡宮。三代将軍・源実朝暗殺事件に絡む人間模様に、刀剣男士たちが出陣していくストーリーが展開されます。歴史の影に蠢く陰謀、そして戦で命を落とした者たちの怨念が具現化し、刀剣男士の使命が試される緊迫の展開に目が離せません。
主演の尾上松也さんが合同取材会に出席
6月10日(火)福岡市内で行われた合同取材会には、主演をつとめる尾上松也さんが出席しました。
昨年の初演に続く、歌舞伎『刀剣乱舞』第二弾が博多座を含む3都市で上演されることについて「大好きな博多の地で、自分が手掛ける作品をお見せできるのはとても嬉しいです」と笑顔で語りました。
今回の公演は物語と舞踊の二部構成。初演では舞踊のシーンが限られていたことに触れ、「前回は1人2役の関係で物理的に全員で踊ることができなかったのが心残りで。だからこそ今回は、しっかりと踊りのパートを設けたいと考えました」と演出家としての工夫も明かします。
舞踊パートは、鎌倉時代への出陣を終えた刀剣男士たちが無事を祝って宴を催すという設定。それぞれのキャラクターが歌舞伎の伝統的な演目の基本の要素を取り入れているとのこと。
さらに物語の見どころとして、「新たな刀剣男士が加わっている点や、歌舞伎ならではの“1人2役”の演出、そしてオリジナルキャラクター『羅刹微塵』が歴史をかき回す場面など、見逃せない要素が盛りだくさんです」と紹介。
「歌舞伎が初めてという方にもわかりやすく楽しんでいただけると思います」と、歌舞伎初心者へのメッセージも添えました。
会見の最後には、「以前、博多座公演の休演日に佐賀の武雄温泉へ行ってリラックスできたんです。最高でしたね。車で1時間くらいなので、今回は期間が短いですがまた長期で来られたらぜひ行きたいです」と、九州での思い出話も笑顔で語ってくれました。
舞踊にも注目!華やかに舞う刀剣男士たち
本公演では物語だけでなく、華やかな大喜利所作事『舞競花刀剣男士(まいきそうはなのつわもの)』も上演。刀剣男士たちが美しく、そして力強く舞い踊る姿は必見です!
重厚なストーリーと美麗なパフォーマンス、そして豪華なキャスト陣。刀剣乱舞の世界を愛する人も、はじめて歌舞伎を観る人も楽しめる作品として、まさに“今観ておきたい一作”となりそうですね。
刀剣男士たちが織りなす歴史と歌舞伎の融合を、ぜひ劇場でご体感ください!
※本記事はYahoo!ニュースエキスパート掲載時の記事をベースに、一部情報を更新して再掲載しています。
information
上演情報:歌舞伎『刀剣乱舞東鑑雪魔縁(あずまかがみゆきのみだれ)』
会場:博多座(福岡市博多区下川端町2-1)
スケジュール:2025年8月5日(火)~11日(月・祝)
料金:A席:15,500円/特B席:12,500円/B席:9,000円/C席:5,500円
公式サイト:https://www.hakataza.co.jp/
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