福岡県大牟田市を舞台にした筧美和子さん初主演映画『オオムタアツシの青春』が先行上映され話題です。
今回、主題歌「Heartache Homework」を手掛けた次世代クリエイターデュオMisiiN(ミシエヌ)のお二人に独占インタビューを敢行。楽曲制作の裏側や、福岡ロケでの温かいエピソード、そして初の全国流通アルバム『THIS IS MisiiN』について伺いました。映画と音楽が深くリンクする感動の物語と福岡の魅力を語り尽くします。
大牟田が舞台!映画『オオムタアツシの青春』の魅力

2025年9月19日(金)から福岡県で先行上映し、26日(金)から全国公開されている映画『オオムタアツシの青春』。この作品は福岡県大牟田市を舞台に撮影され、主演の筧美和子さんをはじめ福山翔大さん、大牟田市出身の林田麻里さん、陣内孝則さんといった福岡にゆかりのある方を含む豪華キャストが出演することでも話題を集めています。
福岡の美しい風景や日常がスクリーンに映し出されることで、福岡の地元民はもちろん、観光で訪れる方にとってもより一層深く作品に感情移入できる映画となっていますよ。
MisiiNが手掛ける主題歌「Heartache Homework」

映画『オオムタアツシの青春』の感動を一層深めているのが、MisiiNが手掛ける主題歌「Heartache Homework」。ボーカル・ソングライティングを担当するMisiiさんと、トラックメイク・ポエトリーラップを手掛けるn a g o h oさんのデュオであるMisiiNは、エレクトロやアンビエント、ポップスを融合させたオルタナティブな音楽を表現する次世代クリエイター。
アートディレクションや映画劇伴なども手掛ける2人が、この福岡を舞台にした映画のために書き下ろしました。
今回はMisiiNのお二人に映画の魅力と初の全国流通フィジカルアルバム『THIS IS MisiiN』についてお話を伺いました!
MisiiNインタビュー|福岡のファンへメッセージ

ーー 映画『オオムタアツシの青春』の主題歌「Heartache Homework」は、福岡県大牟田市が舞台の映画のために書き下ろされたとのことですが、楽曲制作に影響を与えたエピソードがあれば教えてください。
Misii:「合体」した話があります。最初、映画を実際に観させていただいてふんわりしたものが自分の中で生まれて、次に道山れいんさんの詞を先にいただいたのですが、その時 MisiiN と映画と詩が「合体しちゃったよ」みたいな感覚でした。大事にしていることが全員一緒だった、みたいな。
n a g o h o:こんなにリンクすることってあるの?って思ったのを覚えています。“be the you”という MisiiN のコンセプトも人生について泥臭く描いているというか、「甘くない」ということをポップに昇華しつつも、熱苦しくも歌っているんです。
ーー 主題歌の MV も福岡で撮影されていますが、特に印象的だったロケ地や、MV に込めたメッセージがあればお聞かせください。
n a g o h o:もう本当にたくさんの場所に連れて行っていただきました。ここも?!ここも?!という感じで・・。どこも印象的で選べないですが、やっぱり場所と同時に「人」を思い出します。Misii も私も東京や関東にずっといたので、あたたかさを猛烈に感じやすいというか。場所ももちろんですけど、そこにいる人たちと見た景色、食べたもの、だから大好きな思い出として残っている気がしました。
Misii:キャンペーンはですね、初めて一人 MisiiN 活動しました。(笑) ハッピーエンディングなのでぶっちゃけます、最初はもう嫌で仕方がなかったです。(笑) この日よ、どうか来ないでくれ!って。歌うことはできるけど、喋ることは指摘されることが多かったので、遠ざかってた部分でした。でも開けてみたらびっくり、最高!!でした。楽しくて楽しくて。笑っちゃうくらいニコニコるんるんで 1 日を過ごさせていただきました。それも本当に素晴らしいスタッフさんたち、ラジオパーソナリティーの皆さんのおかげなのです。自分も含めて人疲れしやすいタイプなので、人で心温まる瞬間は本当に大事にしていて、心底感謝した日でした。arigatou fukuoka!

ーー 福岡県先行上映という形での公開された事について、地元福岡のファンへの期待や、先行上映を経験して感じたことがあれば教えていただけますか?
Misii::MisiiN を聴いてくれている muahs(MisiiN ファンの愛称)も福岡県にはたくさんいるので、この話が決まった時にも「これで福岡に行く完璧な口実ができた」と嬉しくなりましたし、なんてアツい話だ、と思っていたので、先行上映なんてもうファミリーの一員として楽しみにしていました。
n a g o h o:実際に現地で映画を楽しみにしている方々を見て、「これだよこれこれ」という感覚になりました。思いを持って作り上げたものが、届く瞬間。作った人と待ってた人が何か大切なものを共有する時間。MV 撮影を終えて駆けつけたのですが、本当に目撃できてよかったです。

ーー 初の全国流通フィジカルアルバム『THIS IS MisiiN』は、どんなコンセプトで制作されましたか?アルバム全体で表現したかった世界観を教えてください。
Misii:「エッセンシャル」「THIS IS MisiiN」の名のとおり、MisiiN にとって必要不可欠な曲たちはこれだ!!という思いを 20 曲というクラクラしそうな曲数に込めました。MisiiN が始まる前から今、そしてこれからにつながっていく姿を見せてくれる一枚になったと思います。一言で言うと、「人生」。必要なものではなくて、感じたことあるもの、見過ごしたもの、生んできたもの、そんな人間が人生で通る景色が詰まっているアルバムになっていると思うので、人間には少なくとも聴いてほしい、です。
ーー 映画『オオムタアツシの青春』の中で、「Heartache Homework」の楽曲が特にリンクすると感じたシーンやセリフはありましたか?
Misii:私は、特定のシーンというよりも曲の歌詞にある「お互いの Heartache」が映画と完全にリンクしているなと思いました。
n a g o h o:とても同意です。一人のことじゃなくて、クロスしている。お互いがいるから成長できる、と言う点がものすごくリンクする部分だと思いました。私は、主人公のあみがお母さんと喧嘩してなかなか分かり合えない中、ひなこのお母さんと「母と娘ってね」と話をしているシーンは、何回見ても号泣でした。大好きなシーンです。

ーー 『THIS IS MisiiN』の中で特にお気に入りの曲と、そのおすすめポイントを教えてください。
Misii & n a g o h o:“broken angels”!!(笑)
n a g o h o:これはどちらも譲らない気が・・。(笑)
Misii:二人ともすごく大切にしている曲ってことだね。
n a g o h o:そうだね。これは「限界突破のお母さん」をテーマに書きはじめた曲で、これを書いた時精神的に辛い時期だったこともあって、すごい思い入れや共感があります。自分なんて二の次で頑張っちゃう、そんな生き物ですよね。
綺麗だと思っていた空を見ても何にも思わなくなって。気づいたらビルの屋上にいた、とストーリーなんですけど、「でもそんな時もある、また空を見て泣いて、笑って、進めたら」と言う思いを込めたビタミンソングなのです。

ーー ありがとうございました!では最後に福岡の映画館に足を運んで『オオムタアツシの青春』を観る方々へ、そして MisiiN さんの楽曲を聴く方々へメッセージをお願いします。
Misii:MisiiN 初の映画主題歌 “Heartache Homework”。「人生ってそんなに甘くない」と映し出されたお話は厳しいようでとってもあたたかな愛の物語。こんなにリンクすることってレアだと思っています。とっても大切な作品です。是非劇場へ、そしてライブへ、足を運んでいただけたら飛んで喜びます。
hope you’ll enjoy this masterpiece!
〜 MisiiNさん、貴重なお時間をいただきありがとうございました! 〜
福岡に縁のある映画、福岡の景色が流れる主題歌のMV。そして、その主題歌を手掛けるMisiiNの音楽。これらが織りなす感動は、福岡市の映画館でしか味わえない特別な体験となるでしょう。
『オオムタアツシの青春』は、福岡の魅力を再発見できるだけでなく、自分らしい生き方について深く考えさせられる作品となっています。この機会に、ぜひ福岡市の映画館に足を運んでMisiiNの音楽を心に刻んでくださいね♪
■映画『オオムタアツシの青春』
福岡県先行公開日:2025年9月19日(金)
全国公開日:2025年9月26日(金)
オオムタアツシの青春 公式サイト
■MisiiN Essential Album『THIS IS MisiiN』
発売日:2025年9月3日(水)
MisiiN 公式サイト








