福岡・博多座|森崎ウィン インタビュー・ミュージカル『SPY×FAMILY』再演が開幕!

累計発行部数3,800万部を突破した大人気コミック原作のミュージカル『SPY×FAMILY』が、大好評だった初演を経て、2025年11月17日より博多座で再演を迎えました。
スパイ、超能力者、殺し屋という《仮初めの家族》のシリアスかつコメディな世界観をミュージカルならではの壮大なスケールで再現。公演を直前に控えたロイド・フォージャー役の森崎ウィンさんの取材会の様子と、役への深い想い、楽曲の魅力について現地レポートします。博多座公演は11月30日までです。

目次

ミュージカル『SPY×FAMILY』が博多座で上演!

原作は、遠藤達哉による累計発行部数3,800万部を突破した大人気コミック「SPY×FAMILY」。2023年の初演では、原作の世界観をそのままに壮大なスケールで再現し大好評を博しました。その成功を経て、早くも2025年に新たなキャストも迎え再演が決定しました!

博多座では11月17日(月)から11月30日(日)まで博多座で上演されます。ロイド・フォージャー役は、森崎ウィンさんと木内健人さんのWキャスト。豪華客船を思わせる大がかりなセットと大人キャストに引けを取らない子役のアーニャたちが魅せる、ゴージャスな舞台が魅力です。

スパイ・超能力者・殺し屋!ちょっと変わった《仮初めの家族》の物語

製作:東宝 ©遠藤達哉/集英社

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。隣り合う東国〈オスタニア〉と西国〈ウェスタリス〉では、十数年間にわたる仮初めの平和が保たれていた。 西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属の凄腕スパイであるコードネーム〈黄昏(たそがれ)〉は、高い諜報能力を駆使して幾度も東西両国間の危機を回避させてきた。
そんなある日、〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、極秘任務を命じられる。 その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。任務の内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入し、デズモンドに接触せよ”というもの。 〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作るため《娘》と《妻》を探すことに。
彼が出会った《娘》候補のアーニャは心を読むことができる超能力者、《妻》候補のヨルは殺し屋という裏の顔を持っていたが、3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。 案の定、変わった素性を持つ3人の《仮初めの家族》の日常はおかしなことだらけ。
時には大事件に巻き込まれ、それぞれの敵や難問に立ち向かいながらも、とにかく《普通の家族》を装うために全力を尽くす3人に、世界の平和は託されたのだった・・・。

原作のシリアスとコメディが絶妙にブレンドされた世界観が、ミュージカルとしてダイナミックに表現されます!

ロイド・フォージャー役・森崎ウィンが語る!ミュージカル『SPY×FAMILY』の魅力と役への深い想い

11月中旬、公演を直前に行われた記者取材会にはロイド・フォージャー役をつとめる森崎ウィンさんが登壇。ミュージカル『SPY×FAMILY』への想いを語りました。

ーー 2023年の初演を経て再演される、ミュージカル『SPY×FAMILY』の魅力を教えてください。

森崎ウィンさん(以下、森崎): 遠藤達哉先生が生んでくださった作品が日本オリジナルのミュージカル版として生まれまして、本当に“日本オリジナル100%”でここまで作り上げられるんだよ、というほどのすごいクオリティの高いものになっていると思います。ミュージカルならではの魅力としては、楽曲もすごく秀逸ですし、アクションあり、コメディあり、そしてメッセージ性もしっかり持っています。
そして、ミュージカル『SPY×FAMILY』が本来持つメッセージ性や世界平和に対するもの、2025年になって改めてもっと身近に感じたり、今見るからこそすごく伝わるものがまた増えるんじゃないかなと思っております。

ーー 自身がロイド・フォージャー役を演じる上で、どのような心がけや役作りをされているか教えてください。

森崎: 〈黄昏(たそがれ)〉でいる時は、スパイとしてのミッションに対してスマートにクールに、頭の回転速くこなしていくことを意識しています。芯を持って、自分のやるべきことを遂行する姿ですね。
一方、ロイド・フォージャーとして父になった時は、子供相手に自分の思い通りにならないことで、周りに振り回されたり、惑わされたりするのが特徴です。黄昏では見られないちょっと抜けた部分が勝手に出てきます。自分から動くというよりは、相手から受けることが多いかもしれないです。

ーー 楽曲のほうはどうですか?

森崎: 正直、めちゃくちゃいい曲ばかりなんですけどめちゃくちゃ難しいんですよ!
(作曲・編曲・音楽監督の)かみむら周平さんのことを、愛と敬意を持って「彼は変態です」と表現しています(笑)。ミュージカルってソロ曲があるじゃないですか。でもミュージカル『SPY×FAMILY』には完璧なソロ曲というのがないんです。それが本当に面白いところで、全部がつながっていて、これが大きな一曲になっている。
切り取って聞くのではなく全体を通していくと、「だからあの時、裏でこう歌わされてたんだな」と、つながる部分がたくさんあったんです、それが初演での気づきでした。再演では、全体が見えているからこそ、ここでこう歌っておこうという逆算のようなチャレンジもできたり、再演ってこんなに面白い部分があるんだなと気づかされています。

ーー 公演直前となりましたが、体調やコンディションを整えるために普段からされているルーティンなどはありますか?

ランニングをやってます。ランニングをやっているというと長距離を想像されますけど、だいたい4キロとか5キロぐらいですかね。できるだけ毎日走るようにしてます。ただ、走りすぎて作品に影響が及ばないよう、週に1回は休む日を作っています。公演中は博多でも走ろうと思っています!

ーー はじめてミュージカルを見る方に、どう楽しんでもらいたいですか?

森崎: 原作を読んでから行かなきゃと思われがちですが、原作を知らなくても充分に楽しめます。初演の時、上演中に撮影していたほかの作品のプロデューサーの方が観に来てくださったのですが、原作を知らずにご覧になった後、キラキラと目を輝かせながら「本当に面白いね!演出めちゃくちゃいいし、日本のミュージカルって今ここまですごいんだね」と、子供のように喜ばれていて。それがすごく嬉しかったです。
この作品は間口が広いんです。スカッと笑えて、かわいい子役ちゃんが見られて、いい音楽が聴けて。でもちょっと踏み込むと、「世界情勢って、もしかしたらこういうことを言いたいのかな」と考えさせられるような、素敵なメッセージも込められています。
はじめてご覧になる方にも本当に楽しめる作品になっていると思うので、ぜひ博多座にお越しください。

ミュージカル『SPY×FAMILY』博多座公演は11月17日(月)から!

ミュージカル『SPY×FAMILY』の博多座公演は、2025年11月17日(月)から30日(日)まで上演されます。実力派キャストが織りなす感動と笑いの舞台は必見!
ぜひこの機会に、博多座でミュージカル『SPY×FAMILY』の世界を体感してください。

information

上演情報:ミュージカル『SPY×FAMILY』福岡公演

会場:博多座(福岡県福岡市博多区下川端町2-1)

スケジュール:2025年11月17日(月)〜11月30日(日)

料金::平日:A席15,500円、B席10,500円、C席5,500円/土日祝A席16,000円、B席11,000円、C席6,000円

公式サイト:https://hakataza.e-tix.jp/pc/hakataza.html

公式サイト2:https://www.hakataza.co.jp/lineup/57

Instagram::@hakataza_gram/

備考:【出演】
ロイド・フォージャー(Wキャスト):森崎ウィン / 木内健人
ヨル・フォージャー(Wキャスト):唯月ふうか / 和希そら
アーニャ・フォージャ(交互出演):泉谷星奈 / 月野未羚 / 西山瑞桜 / 村方乃々佳
ユーリ・ブライア(Wキャスト):瀧澤翼 / 吉高志音
フィオナ・フロスト:山口乃々華
フランキー・フランクリン:鈴木勝吾
ヘンリー・ヘンダーソン:鈴木壮麻
シルヴィア・シャーウッド:朝夏まなと

 

※この記事は取材時点の情報です。最新情報は公式SNS等でご確認ください。

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