福岡・ホークス|『映画 HAWKS SP!RIT ー273日の記憶ー』完成披露レポ

福岡ソフトバンクホークスの球団制作ドキュメンタリー映画第3作『映画 HAWKS SP!RIT ー273日の記憶ー』の完成披露プレミア上映会が12月17日に行われました。

(C) SoftBank HAWKS

単独最下位というどん底から、パーソル パシフィック・リーグ連覇を成し遂げた激動の2025年シーズン。
その273日間の真実のドラマを密着カメラが捉えた本作は、12月26日(金)から全国35館で公開されます。今回は作品の世界観を一足早く体験できた完成披露イベントの様子をレポートします。

目次

苦悩と葛藤の先に掴んだ頂点!激動の273日間を振り返る

『映画 HAWKS SP!RIT ー273日の記憶ー』は、2025年シーズンのホークスの戦いを追った長編ドキュメンタリーです。

(C) SoftBank HAWKS

パー・リーグ連覇、そして日本一を目指してスタートしたシーズンは、本拠地での開幕3連敗、主力選手の大量離脱、さらには12年ぶりの単独最下位と、波乱の幕開けとなりました。

(C) SoftBank HAWKS

小久保裕紀監督自ら「異常事態」と口にしたこのシーズンは、“選手を信じて託す”という監督の決断と、そこから這い上がろうとする選手たちの信念が試された、激動の273日間でした。

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密着カメラは、人前では決して見せることのない選手たちの苦悩と葛藤の素顔に迫り、プロとして、人間として自問自答を繰り返す彼らが、それぞれの「HAWKS SPIRIT」を見つけていく過程を映し出します。
本作のナレーションを務めるのは、福岡県出身の女優、与田祐希さんです。キュートな存在感と親しみやすさで知られる与田さんの声が、どん底から頂点へと駆け上がった感動の物語を、より深く、あたたかく彩ります。

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中村晃選手、牧原大成選手、川瀬晃選手が登壇!完成披露プレミア上映会レポート

上映に先駆け、12月17日には当映画にも出演している福岡ソフトバンクホークスの中村晃選手、牧原大成選手、川瀬晃選手が登壇した完成披露プレミア上映会が行われました。

会場後方の扉からサプライズで登場した3人は、客席の間を通りファンの熱い視線を浴びながらステージへ。示し合わせたような「グレーのスーツ」に身を包んだ爽やかな姿に、会場は割れんばかりの拍手と歓喜の声に包まれました。

 激闘の273日、カメラが捉えた「涙と本音」

トークセッションでは、今シーズンのターニングポイントについても深く語られました。特に話題に上がったのは5月2日のロッテ戦。川瀬選手のサヨナラ打で勝利したあの夜、普段はあまり感情を表に出さない川瀬選手が流した涙の理由や、それを繋いだ中村選手、牧原選手の「腹をくくった」瞬間の本音が明かされました。

高校野球以来、自分の打った一打や勝敗で泣くことはなかったという川瀬選手。「あの日だけはなぜだか涙が出て、こみ上げるものがあった」と語り、連敗中の重圧から解放された安堵の涙であったことを明かしてくれました。

中村選手は、「ツーアウトだったので正直ダメかもという感情もあった」と当時の本音を吐露。しかし「自分にできること、塁に出ることだけを考えた」と語り、繋ぎの精神が逆転劇を呼んだ舞台裏を明かしました。

「カメラに撮られているのは意識していたけれど、自然体すぎて使えないところも多々あった(笑)」と語る牧原選手。しかし完成した映像には、怪我の苦悩やベンチ裏でのリアルな会話など、この映画でしか見られない“真実のホークス”が凝縮されています。

牧原選手が衣装を現地調達!?コーディネートの裏側

この日、ファンの目を引いたのは3人が示し合わせたかのように着用していたグレーのスーツ姿。当初、きっちりとしたおしゃれな格好で現れた中村選手と川瀬選手に対し、牧原選手は「ドームに来る時より少しレベルが上がったくらい」のラフな服装で登場。

二人から「なんやその格好は!」「EXILEっぽすぎる(笑)」とツッコミを受けた牧原選手は、なんと本番直前にMARK IS 福岡ももちで衣装を一式現地調達し、グレーのトーンを揃えたのだそう。「靴まで全部買い揃えました」と明かす牧原選手に、会場からは大きな笑いと拍手が沸き起こりました。

サプライズ!サイン入りタオル、そして「ジャケット」も投げ込み!?

イベント中盤、ファンへのプレゼントタイムでは3選手がサイン入りタオルを客席へ投げ込む中、牧原選手はなんと先ほど現地調達したばかりのグレーのジャケットをその場で脱ぎ、客席へダイナミックに投げ込んだのです!

「えっ、ジャケットまで!?」と司会の加藤和子リポーターも驚愕する中、まさかの“脱衣”プレゼントに会場のボルテージは最高潮に。牧原選手らしいサービス精神旺盛で「熱い」サプライズとなりました。

選手が語る!映画の見どころ

イベント終了後、3選手が改めて映画の魅力を語ってくれました。

中村晃選手
「一番印象に残ったのは、近藤(健介)選手の名言ですね。選手同士でも『あいつ、こんなこと思ってたんだ』と驚くようなシーンがあります。僕自身のシーズンは充実して楽しめたので、その空気感を見てほしいです。」

牧原大成選手
「怪我で離脱した時のリアルな感情など、本当に見てほしい裏側が詰まっています。特に周東選手が選手会長としてベンチで声を出し、みんなを引っ張る姿は一番の見どころです。」

川瀬晃選手
「今年は苦しいシーズンだったなと改めて思い出されました。グラウンドではいい顔をしていても、裏ではどれだけ緊張し、不安と戦いながら練習しているか。そのリアルな姿をファンの方に届けてほしいです。」

逆境を乗り越えた「生きざま」が全国の映画館で上映!

(C) SoftBank HAWKS

単なるスポーツドキュメンタリーに留まらず、逆境を乗り越えた選手の“生きざま”が描かれた映画です。野球ファンだけでなく、困難に立ち向かうすべての人に響くメッセージが込められています。
この熱いメッセージが詰まった『映画 HAWKS SP!RIT ー273日の記憶ー』は、12月26日(金)より全国36の映画館で公開されます。この冬、ぜひ劇場でホークスが体現した感動の“HAWKS SPIRIT”を体感してみてください!

information

上演情報:『映画 HAWKS SP!RIT ー273日の記憶ー』

スケジュール:2025年12月26日(金)上映開始

公式サイト:https://www.softbankhawks.co.jp/

 

※この記事は取材時点の情報です。最新情報は公式SNS等でご確認ください。

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