20種類以上を販売する住宅街に佇む人気ベーグル店。ベーグルとSDGsへの想いを取材しました

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今回ご紹介するのは週に2日のみの営業ながら根強いファンの多い城南区田島のベーグル専門店「PUG BAGEL Works(パグベーグルワークス)」です。
こちらのベーグル屋さん、通常のお店とはちょっと違う珍しい取り組みをされていることでも話題となっていますよ!早速ご紹介したいと思います♪

週2日営業の小さなベーグル工房「パグベーグルワークス」


PUG BAGEL Works(パグベーグルワークス)があるのは福岡市城南区田島。別府交番のある四角を南方面へと進み、一つめの三つ角を左折。

 

 

セブンイレブンの1つ先の角、筑肥新道の“田島2丁目北交差点”を左へと曲がるとすぐに見えてきます。国道202号からは“別府1丁目交差点”を南方面へと左折し、まっすぐに進むと到着します。

住宅街の中に佇む地域密着型ベーグル屋さん

 

手作りの本格ベーグルを提供する人気のベーグル専門店であるパグベーグルワークス。コロナ禍にベーグルづくりを始められたことがきっかけで、「ベーグルをもっと日常食に♪」をテーマに店舗・オンライン・イベント出店などさまざまな形でベーグルを提供しています。

 

 

自然の恵み豊かな九州の地を活かし、地元食材をふんだんに使い天然酵母でじっくり低温・長時間熟成させた生地でひとつひとつ丁寧に手作りされています。

生地には糸島の小麦と無農薬栽培の米粉を配合することで、ふっくらもっちりな食感が楽しめますよ!

 

 

常時20種類ほどが並ぶベーグル。通常のベーグルは真ん中に穴が開いているものを想像しますが、ここのベーグルは穴がないタイプなんです。手のひらほど大きくてずっしりとした重みがあり、1つでもお腹いっぱいになるほどの大満足サイズですよ♪

 

 

ベーグルに挟んでいただく「スプレッド」も販売されているので、好みに合わせてカスタマイズしてもよさそうですね。ベーグルとセットで購入すると1個につき50円割引になるそうです!

SDGsの取り組み、ゼロエネルギーでつくるベーグル

先述しましたが、こちらのベーグル専門店は通常のお店と異なる箇所があります。それは、「太陽光のエネルギーを使ったベーグルづくり」に取り組んでいるところです。

 

 

太陽光エネルギーを使用することで化石燃料の消費を削減し、CO₂排出量を大幅に抑えることが可能です。これにより気候変動対策に貢献します。太陽光エネルギーを活用してベーグル作りを行うことは環境に優しく地域社会や地球に多くのメリットをもたらすので、パグベーグルワークスのベーグルを食べるお客さんも自然とSDGsに貢献できることになりますよ。

 

 

太陽光エネルギーでのベーグル作りを始められて半年が経ち、その成果が出てきたようです。オーナーの鈴木さんにお話を伺ってきました!

ー ベーグル屋さんを始められたきっかけを教えてください。

コロナ禍にベーグル屋さんに通っているとレシピ本が置いてあり、見よう見まねで作り始めたのがきっかけです。2年ぐらいは趣味でやっていましたが、これを仕事としてやっても面白いなと思い福岡に引っ越してきました。

 

ー なぜベーグル作りに太陽光エネルギーを取り入れようと思ったのでしょうか?

 

冷蔵庫や冷凍庫が24時間稼働しているのが気になっていて、地球環境のためになにかできることはないかと考えていた。自宅兼工房であるという強みを活かして母屋の屋根に太陽光パネルを設置しました。取り組みを初めて約半年が経過して、基本的に(ベーグルづくりに必要な)冷蔵庫や冷凍庫の電力は賄えています。大きい電力を使用するオーブンや急速冷凍庫には太陽光パネル直接発電した電力では対応できないので、売電した電力を買い戻して稼働しています。

 

ー どのぐらいで成果が出たと感じられましたか?

導入した3月には既に効果を実感できました。5月~6月は日照時間が長く、夏場は日差しが強すぎて発電効率が落ちるんですが、おそらくこのまま行くと冬場の寒い時期を含め、1年を通して自家発電で賄えそうで実質ゼロエネルギーでのベーグル作りが実現できると見込んでいます。

 

ー この取り組みをしていてお客さんの反応はいかがですか?

お客さまが贈り物やちょっとしたプレゼントとして当工房のベーグルを選んでいただくシーンが増えたように思います。同じものを選ぶなら地球環境へ配慮した商品を購入したいというニーズは今後もっと広がっていくのではと考えています。

 

ー 元からSDGsの取り組みに興味があったのですか?

元から興味はあったものの、なかなか具体的なアクションにまではつながらなかったのですが、自宅の敷地にある小さな工房だからこそできる取り組みとして思い切ってこのシステムを導入してみて良かったと思っています。

 

ー 取り組みを通じて、今後見据えるビジョンを教えてください。

太陽光エネルギーを活用した実質ゼロエネルギーでのベーグルづくりはまだ始まったばかりですが、工房のオープン当初から取り組んでいて現在のメニューにも取り入れている地元店舗とのコラボベーグルで“地産地消”への取り組みにもっとドライブをかけていきたいと思います。

そして今後はマルシェへの出店に加えて地元の店舗と一緒に新たなマルシェを主体的に開催していければと考えています。それと2025年より開始予定ですが従来のベーグルの通販と並行して“ふるさと納税の返礼品”として当工房のベーグルを提供していく“地産他消”モデルで福岡の魅力をもっともっと広げていこうと思っています。

 

たくさんのお話を聞かせてくださりありがとうございました!

 

“SDGsに貢献したいと思いながらも具体的になにをすればいいかわからない”といった方もまだまだ多いと思います。そんな時に、おいしく食べることがSDGsになっている、って素敵なことですよね。これからのPUG BAGEL Worksの取り組みにも期待大です!

■施設概要
PUG BAGEL Works(パグベーグルワークス)
福岡市城南区田島2-1-21
営業日:木曜日・金曜日(不定期の土曜日)
※営業日はInstagramの営業カレンダーでチェックしてください
営業時間:11:00〜18:00 ※売り切れ次第終了
Instagram:@pug_bagel_works
お問い合わせはInstagram DMや公式サイトのお問い合わせフォームより
PUG BAGEL Works 公式サイト
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