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福岡・博多座|4年半ぶりに博多座へ!『九月博多座特別公演 坂東玉三郎 出演』の見どころ

歌舞伎界をはじめ日本の芸術界を牽引し続ける坂東玉三郎さんが、この秋、約4年ぶりに福岡・博多座の舞台へ帰ってきます!

今回は『九月博多座特別公演 坂東玉三郎 出演』の開催に先立ち行われた、坂東玉三郎さんと共演の進藤学さんが登壇した合同取材会の様子をお届けします。

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多彩な演目で堪能する究極の美の世界が博多座にお目見え

今回の特別公演は、玉三郎さんの多面的な魅力が詰まった豪華な構成です。

©松⽵

幕開けを飾る『口上(こうじょう)』では、実際の舞台上で豪華絢爛な衣裳を披露しながらご本人が解説を加えてくれる特別な趣向が用意されています。『阿古屋』の衣裳など計4点ほどが予定されているとのこと!ファンならずとも見逃せないひとときです。

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続いては、玉三郎さん自らが箏、三味線、胡弓の3つの和楽器を舞台上で演奏する『三曲 糸の調べ』。美しい音色と研ぎ澄まされた技を存分に堪能できる贅沢な時間が流れます。

続いて、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二の半生を彼が愛した女性たちの視点から描いた映像作品『夢二慕情』の上映へ。約40年前に新派で上演された作品をベースにした映像が、独特な世界観へと観客を誘います。岩谷時子さんが手掛けた美しい台詞と大正ロマン溢れる音楽によって、次の演目をより深く理解できる架け橋となっています。

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公演の締めくくりは、夢二の絵画を題材にした組曲で魅せる舞踊劇『長崎十二景(ながさきじゅうにけい)』です。

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実はこの作品、かつて福岡が初演の地だったという九州に縁の深い名作でもあります。最新の演出とともに博多の舞台で再び蘇る瞬間は必見です。

芸術の継承と舞台に込めた深い思いー 坂東玉三郎さん×進藤学さんインタビュー

7月に福岡市内で行われた合同取材会では、坂東玉三郎さんと進藤学さんがお互いに寄せる信頼感や舞台裏の素顔、そして芸術への深い哲学が語られました。

4年半ぶりの博多座出演が決まった時のお気持ちは?

坂東玉三郎さん(以下、玉三郎):前回はパンデミックの最中で、どうやって無事に千穐楽を迎えるかという状況でしたが、今回は安心して初日から千穐楽まで博多座で過ごせるので大変嬉しいです。今回で8度目の出演となりますが、『長崎十二景』は長崎や博多座さんからのご要望もあり、古巣に戻った気分で上演させていただきます。博多座のような間口の広い劇場でこの作品を披露するのは初めてなので、どうなるか私自身も楽しみにしています。

再び玉三郎さんとの共演、そして博多座への出演が決まった時のお気持ちは?

進藤学さん(以下、進藤):初めて玉三郎さんとの共演が決まった時点で「これで人生にやり残したことはない」と思ったほど嬉しかったのですが、それがもう一度、しかも大好きな九州で叶うということで。実は私の父が長崎出身なので、九州には強いルーツを感じているんです。年明けからずっと、この9月の公演への楽しみで心が埋め尽くされていました。

進藤さんから見た『長崎十二景』の見どころは?

進藤:音楽の魅力が素晴らしく、情景がすべて浮かんでくるようでした。玉三郎さんは私にいつも「つかまりやすい」と言っていただけるのですが、私とっての玉三郎さんは完全に安心感のある存在で、この方がいたらすべてお任せして自由にそこにいていいのかなという気持ちになります。
素晴らしい音楽と絢爛なセットという完璧なアクアリウムの中に投入された、一匹の熱帯魚になったような感覚を得た作品です。台詞がなくシンプルだからこそ、これまでやってきた中で一番深い思いを寄せることができています。

進藤さんのお話にもある“つかまりやすさ”について教えてください。

玉三郎:十五代目市村羽左衛門さんが「俺の胸はつかまりやすいだろう」と女方に言ったそうです。女方が寄り添いやすいように、男が立っている。綺麗にくっつくのではなく、ある程度の距離がありながらも二人が良い形で寄り添うには、お互いの感覚の持ち方がないとできません。動物的な勘のようなものです。彼はタンゴもやっているので、「相手役の女性ダンサーが絵だったら、自分は額縁でいるように」というペアダンスの心得を知っている人だから、一緒にやっていて凄く楽だなと思っています。

進藤:まさにその通りで、ペアダンスは依存しているようで依存しない、それぞれがしっかりと立っていて共に寄り添うのが醍醐味です。今回の舞踊劇でも、しっかり自立し合いつつ、関わり合う部分には読みやすい位置に“間”を残すように演じたいと思っています。

お互いの魅力について教えてください

進藤:玉三郎さんはそこにいるようでいない、概念のようでありながら、接してみるとものすごく具体的にクリアに存在してくださる方。非常に居心地の良さを感じています。

玉三郎:私にとっては「概念としている」ということが、女方としての存在なんだと思っています。それを感じて言葉にしてくれるのは嬉しいですね。でも、会っていると進藤くんは結構無口で、私がひたすら喋っています(笑)。相手が黙っていると恐怖を感じてずっと喋ってしまう性格なんです。
そういえば、彼の楽屋を覗いたらまるで教会のように綺麗に整えられていて驚きました。他の俳優さんも「とても敵わない」と言うくらい美しくて、楽屋が綺麗ということは本当に素晴らしいことだと思います。

古典を受け継ぐということについて、どのようにお考えですか?

玉三郎:形だけを教えても受け継いだことにはなりません。演じる人がその芝居をどう受け取ったかが究極的に結果に出ます。違う形であっても、根本を受け継いでいれば受け継いだことになる。根本的なものを受け継ぎ、劇場に合わせて増幅させたり形を変えたりしながら、同じものをお客様に伝えることが受け継ぐことだと思っております。
私たちは、お客様に一晩をどうやって楽しんでいただけるかということに、ひたすら向かっていかなければならないのが仕事ですから。

現在、チケットは好評発売中です。(当日券あり) 
坂東玉三郎さんが魅せる究極の美の世界。この九月、博多座でしか味わえない極上のひとときを、ぜひ劇場で体感してください!(※撮影・文:博多あや.)

Information

『九月博多座特別公演 坂東玉三郎 出演』

会場:博多座(福岡市博多区下川端町2―1)

会期:令和8年9月4日(金)初日~14日(月)千穐楽 全10回 ※休演日:9日(水)

時間:14:00開演

料金:A席 17,000円/B席 12,000円/C席 6,000円

お問い合わせ:博多座電話予約センター 092-263-5555(10:00~17:00)

公式サイト:https://www.hakataza.co.jp/lineup/143

Instagram:@hakataza_gram

※掲載情報は取材時点のものです。おでかけ前に公式SNSやHP等で最新情報をご確認ください。

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