福岡のグルメ&おでかけメディア「TABERY. (タベリー)」

福岡・博多|“都市を森へ“高島市長×藤本壮介氏らが語る、新しい明治公園の誕生秘話とパークPFIの未来

本日2026年8月7日(金)に待望の開園を迎えた、博多駅前の新しい憩いの拠点「明治公園」。オープンに先駆けて開催されたトークセッションでは、福岡市長やデザインを監修した建築家らが登壇し、新感覚の公園に込められた設計コンセプトや、官民連携による公園づくりの意義について熱く語り合いました。今回はその様子を詳しくお届けします。

当サイト内の情報について

当サイトでお届けしている情報は取材・執筆時点のものです。営業時間や提供メニューなどが変更となる場合がございますので、おでかけの際は事前に公式HPやSNS等で最新情報をご確認ください。

AI時代だからこそ求められる「都市の緑」と「パークPFI」

都市における公園と緑の役割について、福岡市長の高島宗一郎氏は「合理的なものはAIに勝てない時代。だからこそ、緑や花、アートといった情報量と、生き物としての『人間性』を都市空間にインストールすることが重要」と語りました。

今回の明治公園は、行政と民間が連携する「パークPFI」という仕組みを活用して整備されています。これは行政が本来の投資を担いつつ、民間が収益施設を運営し、その利益を公園の維持管理に還元するというもの。これにより、公衆トイレの高頻度な清掃など質の高い運営が可能になり、市民・行政・民間の“三方良し”を実現しているのだそう。

“都市を森へ”藤本壮介氏が語る立体回遊路の秘密

総合デザインを監修した藤本壮介建築設計事務所 主宰の藤本壮介氏は、日本の公園や緑の少なさに触れ、「都市は全部森になったらいい」と独自の視点を披露。

明治公園のデザインについては、「都心の中庭」という発想のもと、公園と建築が交わる「立体回遊路」を採用したと明かします。都心の価値の高い土地を多層的に有効活用し、見下ろすグリーンや木々の中を抜けるなど、地面だけでは得られない新しい視点を生み出しました。

これに対し高島市長から「建物があり、中庭があり、緑を縁側で覆うという。昔ながらの『中庭と縁側』の文化に見える」との見解が示されると、藤本氏もこれに深く共鳴。各階のテナントからすぐテラスや公園に繋がる設計はお見事です……!
また、高島市長からの問いかけにより、藤本氏がプロデューサーを務めた大阪・関西万博の“大屋根リング”とも発想の連続性があり、福岡へと継承された「兄弟的関係」にあるという設計秘話も飛び出し、会場を沸かせました。

サウナやグルメで人が自然と交わる、新たな“エコシステム”

東京建物 取締役専務執行役員の神保健氏は、東京の国立競技場横にある明治公園での運営実例を交えながら、ハード面だけでなくコミュニティを創出する大切さを強調します。

福岡の明治公園の店舗棟には、サウナを楽しめる都市型スパ『TOTOPA博多駅前店』や、大注目のベーカリー『Land Bageri』、好きな分量だけ購入できる新感覚のクラフトビール店『CONTINUE?』など個性豊かな7店舗が出店。

高島市長は「ただビルができたからといって、人が勝手に混じり合うわけではない」と指摘します。しかしここには、サウナのロウリュをきっかけとした声かけや、パンを買って公園の階段で食べるなど、人が自然と交わる仕組みが緻密に計算されています。

完成は出発点。交流によって公園に「魂」を

トークセッションの最後には、藤本氏から「ものができただけではまだ出発点。皆さんに使い倒していただき育ててほしい」、神保氏から「完成してまだ半分。地元の人に愛され、交流によって『魂』が入ることを目指したい」と、これからの公園づくりに向けた熱いメッセージが送られました。

画像:東京建物

博多駅前の新しいランドマーク「明治公園」は本日開園です!都心の緑や新たな出会いをもとめ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか? (※撮影・文:博多あや.)

Information

施設名:明治公園(めいじこうえん)

オープン日:2026年8月7日(金)

住所:福岡市博多区博多駅前三丁目24番3号

公式サイト:https://meiji-park.jp/

画像提供:東京建物

※掲載情報は取材時点のものです。おでかけ前に公式SNSやHP等で最新情報をご確認ください。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!