2023年に日本初演を迎え、独創的な演出と色彩豊かな世界観で観客を魅了したミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』。待望の再演が決定し、2026年5月には福岡・博多座の舞台に再びあの不思議な工場が登場します!
今回は、主演を務める堂本光一さんに作品のさらなる進化や、博多座という場所への特別な想いを伺いました。
2026年5月 博多座で上演!ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』

本作はロアルド・ダールの児童文学『チョコレート工場の秘密』を原作としたミュージカル。2013年のウェストエンド初演以来、世界中で愛されてきた物語が、ウォーリー木下氏による日本オリジナルの新演出で蘇りました。
アートディレクションに増田セバスチャン氏を迎え、日本ならではの“カワイイ”カルチャーと遊び心を融合させた、世界基準のステージとなっています。
あらすじ

写真提供:東宝演劇部
心優しい少年チャーリー・バケットは、貧しいながらも家族と支え合いながら暮らしていました。彼の楽しみは、年に一度の誕生日に買ってもらう「ウォンカのチョコ」を食べること。
ある日、世界中を驚かせるニュースが飛び込みます。謎に包まれたウィリー・ウォンカのチョコレート工場が公開され、チョコの中に隠された「ゴールデンチケット」を引き当てた5人の子どもだけが工場見学に招待されるというのです。奇跡的にチケットを手にしたチャーリーが足を踏み入れたのは、誰も見たことのない驚きの連続が待ち受ける魔法の空間でした──。
インタビュー|主演・堂本光一さんが語る作品への思い
公演を前に、主演の堂本光一さんにミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』への思いを伺ってきました。

── 再演に向けて、今まさに稽古中だと思いますが、初演からブラッシュアップされている点はありますか?

堂本光一さん(以下、堂本):海外作品なので、台本や音楽を勝手に変えることはできません。その中で、演出のウォーリーさんの指導のもと、役と向き合う時間を大切にしています。特に親子関係など、キャラクター同士の関わりをより深掘りしている最中ですね。
── 以前「ウォンカは自由になればなるほど輝く存在」とおっしゃっていました。舞台上でその「自由」を感じるために工夫されていることはありますか?

写真提供:東宝演劇部
堂本:何でも自由にやればいいわけではなくて、「しっかり追求していった上でやるから、そこに自由が生まれる」と考えています。それは自分への願望でもありますね。ウォンカはもはや人物なのかもわからないほど、とらえどころのない存在です。だからこそ、ワークショップで子どもたちと一緒に「これってどういうことだろうね」と問い続けながら、その領域を探っています。
── 今回新キャストとなるチャーリー役の子どもたちとの稽古はいかがですか?

堂本:いや〜本当にしっかりしています。僕が小学校4年生の頃なんて記憶すらないですからね、自分がちゃんと首が座り始めたのは高校生ぐらいなので(笑)。今の世代の子たちは、一人ひとりが良い意味で自信を持っている。自分なんかはいまだに自分に自信がないので、そこは彼らを見習わなきゃいけないなと思っています。
── 子どもたちにアドバイスをすることもあるのでしょうか?
堂本:年齢がどうであれ同じ板の上に立つ役者同士だと思っているので、僕からあぁだこうだ教えることはしません。ただ、稽古時間は限られているので、演出の意図が伝わりにくいかなと感じた時に「今のはこういう意味だと思うから、このセリフを立ててみたら?」と補足する程度ですね。
── 堂本さんにとって、ウォンカはどのような存在ですか?

堂本:ずっと『SHOCK』を続けてきた僕にとって、50代、60代になっても演じられる役に出会えたことは本当に嬉しい。長く続けていける作品に育てていきたいですし、そうなっていけるように頑張らなきゃいけないなと思っています。
── 改めて、堂本さんが考える“ミュージカルの魅力”を教えてください。

写真提供:東宝演劇部
堂本:歌、ダンス、お芝居……。僕がやりたいことがすべて詰まっていて、こんな贅沢なことはないなと思っています。(休憩を合わせて)3時間という限られた時間に、喜びも悲しみも凝縮されている。劇場の扉を開けると、これほど楽しい世界はない。ただ、チケット代も上がっていますし、どうしても敷居が高く感じられがちですよね。親友の(井上)芳雄くんともよく話すのですが、もっと多くの人が気軽に触れられるものにしていきたい。物語を通して、お客さんと一緒に旅をするような素敵な体験をもっと広めていきたいですね。
── 博多座という劇場への想いを聞かせてください。

堂本:帝劇(帝国劇場)が休止中(※2025年2月より一時休館)である今、僕の中で博多座が日本一の劇場じゃないかな。なぜかというと、まず楽屋からステージまでの距離が近い(笑)。これ、舞台に集中する上で最高なんです。それから客席との距離感や音響のクリアさ、オーケストラピットの大きさも素晴らしい。入り口の下駄箱で靴を脱いで、スリッパに履き替える瞬間から、ワクワクしている。それぐらい大好きな場所です。
── 福岡で過ごした思い出などはありますか?

堂本:以前『SHOCK』で来ていた時は、カンパニーの仲間でバスを借りて温泉に行ったりしました。バスの席順を学生みたいにくじ引きで決めるんですけど、なぜか僕はいつも外国のメンバーに囲まれる席になる(笑)。ずっと英語で話しかけられて、僕はよくわからないまま「うん、うん」って相槌を打って……。今回はどうなるかまだわかりませんが、あれも楽しい思い出ですね。

再びウィリー・ウォンカとして博多座の舞台に立つ堂本光一さん。子どもたちの瑞々しい感性に刺激を受けながら深化を遂げる本作は、観る者すべてを「ピュア・イマジネーション」の世界へと誘ってくれるはず。
チケット一般発売は2026年3月14日(土)10:00からとなっています。甘く、そしてちょっぴり残酷で愛おしいチョコレート工場の扉が開く瞬間を、ぜひ劇場で体感してください。(※取材・撮影:博多あや.)
information
上演情報:ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』
会場:博多座(福岡市博多区下川端町2-1)
スケジュール:2026年5月6日(水・振休)~28日(木)
料金:A席 16,000円/B席 10,000円
公式サイト:https://www.hakataza.co.jp/lineup/133
公式サイト2:https://hakataza.e-tix.jp/pc/hakataza.html
Instagram:@hakataza_gram
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