博多駅の商業施設「マイング」内で50年にわたり親しまれてきた老舗土産店『まるとめ』が、現在クラウドファンディングに挑戦しています。移転やコロナ禍による廃業の危機を乗り越え、ベテランスタッフによるあたたかい接客を残すためのプロジェクトをご紹介します。
「いってらっしゃい」が飛び交う博多駅の茶の間
『まるとめ』の店頭に立つのは、勤続15年を超えるベテランを含む60代から70代の女性スタッフたちです。彼女たちは「効率」よりも、世間話を楽しみ、お客様の体調を気遣う対面接客を大切にしています。創業者から受け継いだ「商品より人柄を大切にしなさい」という教えが息づくこの場所は、出張帰りのビジネスマンや地元客にとって、癒やしを感じる博多駅の“茶の間”のような存在です。
直面する廃業の危機とクラウドファンディングへの挑戦

2015年の駅再整備に伴う店舗移転により客足が減少し、さらにコロナ禍が追い打ちをかけました。売上が激減する中、なんとか店を維持してきましたが、現在はコロナ融資の返済負担が重くのしかかっています。「返済のためにスタッフを削れば、店らしい丁寧な接客ができなくなる」という苦しい状況のなか、今回のクラウドファンディングの立ち上げを決意されました。
博多駅で50年、福岡の“おいしいもの”を届けてきた店を残したい
実施期間:2026年4月22日〜2026年5月29日
目標金額:1,000,000円
支援ページはこちらから
本来の姿を取り戻し、あたたかい接客を守るために

集まった資金は、ベテランスタッフが輝ける居場所の維持や、福岡の小さな作り手の商品を丁寧に伝えるための情報整備、そして店舗を見つけてもらいやすくするための環境改善に活用されます。
プロジェクトの実施期間は2026年5月29日(金)まで。博多駅から「効率の悪い、けれど豊かな価値」を守るための挑戦に、ぜひ目を向けてみてはいかがでしょうか。(※文:博多あや.)
Information
まるとめオープン日:創業1966年(昭和44年)
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1(博多駅マイング内)
画像提供:有限会社 まるとめ
※掲載情報は取材時点のものです。おでかけ前に公式SNSやHP等で最新情報をご確認ください。


