初夏の風が心地よい福岡の街で、少し変わった「探検」がスタートします。2026年5月15日(金)から5月31日(日)まで開催される都市回遊型デザイン展「名作椅子のエクスペディション」は、福岡市内をはじめとする20箇所の会場に 世界的にも貴重な名作椅子が1脚ずつ展示されるというユニークなイベントです。
日常の風景に溶け込む美しいデザインを探しながら、福岡の街を歩く新しい体験の様子をご紹介します。
福岡の街が美術館に?「名作椅子のエクスペディション」とは

一般社団法人プロダクトデザイン研究所
本展は、福岡を拠点に活動し半世紀以上をかけて世界中から約25,000点ものデザインプロダクトを蒐集したインテリアデザイナー・故 永井敬二氏の膨大なコレクションから「椅子」に焦点を当てた企画です。

一般社団法人プロダクトデザイン研究所
“Chair Expedition=椅子をさがす探検”というコンセプトの通り、特定の美術館ではなく天神エリアを中心とした商業施設やホテル、ギャラリー、さらには太宰府まで、20箇所に名作椅子が1脚ずつ点在して展示されています。
メイン会場のワンビルへ!世界的コレクションを福岡の資産に

本企画のメイン会場であり、スタンプラリーの応募拠点にもなっている天神の「ONE FUKUOKA BLDG.(ワンビル)」の1階へ。こちらはメイン会場となるため、椅子だけでなくさまざまなアイテムが展示されています。
洗練された空間の中で、計算し尽くされたフォルムの椅子が放つ圧倒的な存在感に思わず見入ってしまいます。

今回の展示は2024年に逝去された永井氏の貴重なコレクションが散逸してしまうのを防ぎ、福岡の地で「デザインの資産」として後世へ残していくためのアーカイブ活動の一環として企画されました。
日常の動線の中にアートを差し込むことで、「ワンビル=アートに触れられる場所」という街の新しい認識を育てたいという想いも込められています。
スタンプシールラリーで街を探検。豪華な特典も

各会場にはデザイン性の高いオリジナルポスター台紙が設置されており、展示をめぐりながら各拠点のステッカーを集めるラリー企画も実施されています。
マップを片手に「次の椅子はどこにあるんだろう?」と路地を歩く時間は、まさに”探検”そのもの。

20個すべてのスタンプを集めて本拠点(ワンビル)で応募すると、なんとCassina ixc.(株式会社カッシーナ・イクスシー)提供の名作椅子が1名に当たる抽選に参加できるほか、オリジナルグッズがもらえるチャンスも用意されています。おいしいランチやカフェ巡りとあわせて、自分のペースで楽しめるのがうれしいポイントですね♪
クラウドファンディングやBUNSHODO HOTELでの特別企画も

本展の開催と同時に、永井コレクションの保存・アーカイブ化に向けたクラウドファンディングもスタートしています。集まった支援は、膨大なコレクションを整理し、次世代の教育や産業文化に役立てる「デザインセンター」のような場づくりに活用されるそうです。
また関連イベントとして、「BUNSHODO HOTEL」では永井氏のコレクションの中からMoMA(ニューヨーク近代美術館)にも所蔵されている家具や関連書籍を客室に設置する特別企画が行われています。宿泊してじっくりとデザインに浸れるお部屋や、ライブラリーとして利用できる展示室が用意されており、5月31日までの期間中は宿泊料金が20%オフになるクーポンも配布されているそうです。

知的好奇心を刺激される「名作椅子のエクスペディション」。5月末までの開催ですので、ぜひマップを片手に福岡の街で美しい椅子を探す探検に出かけてみてくださいね。(※取材・撮影:博多あや.)
Information
名作椅子のエクスペディション会場:ONE FUKUOKA BLDG. 1Fほか
会期:2026年5月15日(金)~5月31日(日)
料金:無料 ※太宰府天満宮(宝物殿)のみ有料
公式サイト:https://www.chairexpedition.com/
備考:会場:CASSINA-IXC/六本松蔦屋書店/九州大学大橋キャンパス/ACTUS福岡店/太宰府天満宮/福岡県立美術館/H.L.D./ALSO MOONSTAR/MUJIキャナルシティ博多店/岩田屋本店/THE CONRAN SHOP/福岡アジア美術館/柏木工/JR HAKATA CITY/DICE&DICE/西鉄グランドホテル/INTER OFFICE/HIGHTIDE/PROPOSTA(順不同)
※営業時間、休館等は、展示会場に準じます。
※掲載情報は取材時点のものです。おでかけ前に公式SNSやHP等で最新情報をご確認ください。


