福岡から車を走らせること約2時間半。大島大橋を渡った先にある長崎県西海市大島町は、空と海のコントラストが美しいのどかな時間が流れる場所です。そんな島の入り江に佇む「オリーブベイホテル」にて、2月16日からスタートした春限定プランをひと足先に体験してきました!

地域の生産者が一丸となった“チーム大島”の熱い想いと、驚くほど甘い“赤い宝石”の魅力に触れる旅をご紹介します。
オリーブベイホテルとものづくりの島「西海市」の魅力



長崎県北部に位置する西海市大島町は、日本屈指の建造数を誇る「大島造船所」がある活気ある島です。

五島灘の豊かな海の幸に恵まれ、どこを切り取っても穏やかな海景が広がります。

そんな西海市大島町に佇む「オリーブベイホテル」は、世界中の船主を迎える迎賓館として誕生しました。設計を手掛けたのは、世界的建築家の隈研吾氏。

ロビーに入ると、高さ5m、幅16mもの巨大なガラス越しに見える静かな海に、心がすっと解けていくのを感じます。

建物全体が周囲の自然を切り取る「額縁」のような役割を果たしており、まさに大人のための隠れ家といった雰囲気です。
収穫時期はわずか4カ月。期間限定「大島トマトに恋するプラン」

今回の旅の目的は、春の訪れとともに旬を迎える地元特産「大島トマト」を主役にした宿泊プランです。

この大島トマト、一般的なトマトの糖度が4〜5度であるのに対し、8度以上というイチゴ並みの甘さを誇ります。育てるのが非常に難しく水や肥料を極限まで絞って旨味を凝縮させるため、市場に出回るのは春のわずか4カ月ほど。
地元出身のスタッフたちが「自分たちが誇れる島の味を伝えたい」と企画した、大島のテロワールを五感で味わう内容になっています。
トマト狩りからプライベート花火まで。大島を遊び尽くすツアー体験
宝探しのような「トマト狩り」



まずはホテルからすぐの「大島トマト農園」へ。ハウスに一歩入ると、青々とした力強いトマトの香りが立ち込めています。

「小ぶりで、裏側にスターマークがあるものを選んでください」という農園長の教えに従い、自分自身で最高の一粒を探し出します。

思わず大きなトマトに手を伸ばしそうになるのですが小さく凝縮されてはじめて大島トマトが完成するのだとか。弾力のある果肉から濃厚な甘みが溢れ出し、ただ甘いだけでなくトマトのコクや旨みが存分に感じられて、これまでのトマトの概念が覆されました。
全てのメニューに大島トマトを使用!トマト尽くしのフルコース

夕食は前菜からデザートに至るまで全てに大島トマトを使用した特別コース。





地元の金賞焼酎「磨き大島」をソースに用いた魚料理や、トマトを練り込んだ自家製パンなど、素材の可能性を余すことなく引き出す料理長の技が光ります。

プランの内容には焼酎3種の飲み比べもセットになっており、お酒とトマトの意外なほど深い相性を堪能できます。
夜空を独り占めする「プライベート花火」

ディナーの後は、ホテル前の湾から打ち上がる花火を鑑賞。漆黒の空と海面に映る大輪の火花は迫力満点で、自分たちのために上がる贅沢な時間に胸が熱くなります。
花火は部屋から、遊歩道から鑑賞することができました。




花火を楽しんだ後は、和紙のアートが美しいバー「山吹」で、特製の「トマティーニ」カクテルを片手に大人の夜を過ごすことができましたよ。
隈研吾建築に感動……!全室絶景で贅沢な客室

ここからは注目の客室をご紹介します。こちらは広さ55平米の「ラグジュアリールーム」。イギリスのデザイン会社が手掛けたインテリアは、木の温もりと気品が調和した上質な空間です。

一番の楽しみは、穏やかな入江を一望できるビューバス。テラスに出て潮風を感じながら、刻一刻と変化する海の色を眺めていると、日常の忙しさが遠くへ消えていくようです。



プラン特典として客室のミニバーが無料なのもうれしいポイント。地元の焼酎や大島トマトを使用したトマパリを楽しみながら、お部屋でも“大島のおいしい”をゆっくりと満喫できますよ。

ジャパニーズスイート(和室)は伝統とアートが調和する安らぎの空間。
12畳と6畳の二間続きという贅沢な造りで、最大6名まで宿泊できるこちらのお部屋は1室のみ。雪見障子越しに静かな入江を眺める時間は、どこか懐かしく、心が穏やかになるのを感じます。




床の間には、ジュディ・オングさんが描いた繊細な木版画「祇園白河」が飾られ、和の趣の中にモダンな気品が漂っていました。

プレミアム・スイートは110平米の開放感で究極のプライベートを楽しむ特等室。
リビングとベッドルームを合わせ、ゆったりとした広さを誇る最上級のお部屋、テラスへ続く大きな窓からは、まるで海の上に浮いているかのようなパノラマビューが広がり、贅沢な開放感に包まれます。




コネクティングルームと合わせれば、大人数での滞在にも対応可能。大切な記念日を、誰にも邪魔されず最高級のしつらえの中で過ごしたいときにふさわしい、特別な空間でした。
特別な調印式にも使われる重厚なVIPルーム、貴賓室「桜の間」

今回、普段は一般公開されていない貴賓室も見学させていただきました。ここは、大島造船所で造られた船の最終契約を交わす調印式が行われる神聖な一室。

壁一面には岸田夏子氏による桜の油彩画が飾られ、背筋が伸びるような美しさと圧倒的なオーラに満ちていました。選ばれたゲストだけが足を踏み入れることができる、重厚な歴史が息づく空間です。
館内を彩るアートと心身を整えるリフレッシュ空間
ホテル内には、宿泊を彩るアートやアクティビティ施設も充実しています。
感性を刺激するアート巡り:多田美波氏の作品たち

エントランスで迎えてくれるのは、覇者の志をイメージしたステンレス彫刻。

さらにロビーフロントには、海と空が溶け合うような陶板レリーフ「瑞光」が飾られ、館内全体が美術館のような洗練された空気に包まれています。夜になるとこれらの作品がガラスに映り込み、昼間とは異なる幻想的な表情を見せてくれるのも魅力です。
バラが描かれた幻想的な屋外プール

夏季限定でオープンするプールは、底面に描かれた大きな白バラが印象的なリゾート感あふれるスポット。水深60cmの子供用プールも併設されており、家族で水遊びを楽しむことができます。総支配人が“プールから海を見た景色が一番綺麗”と語る通り、プールの青と入り江の緑が一体となる眺めは格別です。
海を感じながらリフレッシュできるフィットネスルーム

フィットネスルームにはランニングマシンやバイクが完備されています。宿泊者は無料で利用できるため、朝の散策の代わりにこちらで一汗流すのもおすすめです。
大島の真髄に触れる、酒蔵・造船所を巡る「再発見の旅」
滞在2日目には、ホテルと同じ大島造船所グループが連携する施設を巡るアクティビティも用意されています。



まずは、地元の原料にこだわる「大島酒造」へ。ここでは杜氏の案内のもと、麦焼酎の仕込み工程や出荷の様子を見学することができ、職人の手仕事によるものづくりの背景を学ぶことができます。併設の売店では試飲も楽しめるため、お気に入りの一本をじっくり選ぶ時間も贅沢です。

続いて、日本有数の規模を誇る「大島造船所・大島工場」へ。みずほPayPayドーム約12個分という広大な敷地に、約3500人が働く巨大な「ものづくり」の現場が広がります。バスの車内から見学する工場のスケール感は圧巻で、鉄の板から一隻の巨大な船が造り上げられていくプロセスを間近に感じることができます。

旅の締めくくりには、ホテル隣接の桟橋から出発する「湾内クルーズ」もおすすめです。大島造船所や大島大橋を海上から望むルートは、まさにこのホテルならではの特別な体験。建造中の船舶を目の前に、島が紡いできた歴史と活気を肌で感じることができますよ!※2日目のアクティビティはすべて事前予約制となります。

「地域とともに」という理念を掲げ、ホテル、農園、そして酒造が手を取り合って生まれた「チーム大島」。今回の旅で私たちが触れたのは、この土地の風土を愛し、その魅力を余すことなく伝えようとする人々の情熱そのものでした。
春の訪れとともに旬を迎える大島トマト。その芳醇な甘みと、この島でしか出会えない特別な魔法を体験しに、あなたもぜひ大島へ足を運んでみてください。
information
オリーブベイホテル住所:長崎県西海市大島町1577−8
電話番号:0959-34-5511
公式サイト:https://www.olivebayhotel.co.jp/
Instagram:@olivebayhotel
※この記事は取材時点の情報です。最新情報は公式SNS等でご確認ください。

